苦しい毎日が続いている。
先週は、部署の中で探しても全く出てこなかったファイルが自分の机付近から発見されたり、まだ届いていないと言ってきた請求書が自分の書類の束の中にあったりした。
特にファイルは自信を持って「僕ではないと思いますよ」とか言っていただけに、そのことが判明したときにはもうその場で家に帰りたいような気持ちになった。
メンタルが悪いとADHDの悪いところがひどくなり、そのミスで更にメンタルが悪くなる。
こんなときには仕事に行かず、誰とも会わずにずっとずっと家で過ごしていたい。いや、本当にそうだと思うのだけど、2年前に休職して年収が半分以下になった上に有休も全部消えてしまったことを思い出すと、そんなわけにはいかない。迂闊に精神科に行けば、簡単に診断書が出てしまう気がしてしまう。
毎年誕生日付近になぜかDHAの1ヶ月無料サンプルをご進呈するというハガキが届いて、毎年その時期だけ飲んでいる。職場で毎日大量のコーヒーでDHAを流し込んでいて、プラセボ効果でいいから効いてくれないかと思い続けている。
どんなことでもちょっとしたきっかけで深く沈み込む毎日で、それでも外側から見るとまあ普通に見えているみたいだ。
先週は同じ部屋で仕事をしている他部署の同僚が部屋の中で叫んだり机を叩いたり蹴ったりして暴れていて、それだけで自分がそんな暴力を受けたようで辛かった。その人の話を聞いていると(声が大きいので全部聞こえる)権力を持っている上役が理不尽なことを押し付けてきたという案件らしくて気の毒ではあったけれど、丁度こちらも悪い状態なんだよなあと思ったり。
そうやって直接間接かかわらず人の言うことに過剰に傷つき、なんらか救われたいのでいつもよりも他人に手を伸ばしてまたさらに傷ついてしまう。
なんだろう、うまく言えないのだけど、例えば「空中キャンプ」を聞いている時のような、暗く陰鬱だというよりはある程度明るくて、その中に不安定な緊張感と境界に立っている不穏さのようなものをずっと感じながら毎日を過ごしている、というような感じだ。
最近読んだ漫画の記録も。
宇仁田ゆみの「縁もゆかりも」を1巻から読んでいる。
主人公は離婚して子供と一緒に実家に帰ってきたのだけど、全く同時に兄の方も別居になって実家に戻ってくるということになり、母を含めて5人での暮らしが始まるという話。宇仁田ゆみの漫画は間違いない。
まだ1巻ではどんな物語になるのかわからないけれど、いつもの宇仁田ゆみの漫画だなと思って読んでいるといつの間にかそれぞれの登場人物が魅力的に感じてきてしまう、というところもいつもの感覚だ。
さかなかなすかの個人誌「mirAI MUSICA」もやっと読んだ。
AIを駆使したボカロPと神絵師が、ボカロになりたいという女性が迎え入れて作品を作り上げていく。
作者の作品をずっと読んできたけど、こんなに恥ずかしがらずに突き進んでいくような話は初めて読んだかもしれない。こんなところまで来ているんだなあと思ってびっくりした。読んでポジティブな気持ちになれる。
これを読んでいて、雰囲気はまったく違うのだけど、少し「スーパースターを唄って」を思い出した。
この話も天才的トラックメーカーが絶望の淵で共に生きてきた幼馴染をMCに迎え入れて、一緒にこの世界に戦いを挑んでいくという物語だ。
そういえば3巻を買えていなかったことを思い出したので、明日仕事終わりに書店に行こうと思った。
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