
6月はとっても長く感じたんだけど、まあ適当に有休を入れたりとかもしていたし、でも毎日なんというか職場に行って帰ってくるような毎日(仕事をして帰ってくるとは言わない)をひたすら繰り返していたなあってなんか思う。
職場に行って帰ってくるだけでも疲れるというのに、当直明けで友人と会ったり、同僚に誘われて夜にご飯を食べたりスーパー銭湯に行ったりということもあって、気がつけば自分の生活の中で最も重要な、一人になる時間というのが意外と少なかったりして、そのことが全体的に落ち着いた感じでなかった一因なのかもしれない。別に誰かと会うこと自体は全然悪いことじゃないんだけども。
この前は気がついたら3ヶ月経っていたので、久しぶりにタロットを並べてみた。
タロットでは、数カ月ごとに自分の近未来の人生を占っていて、今回も仕事や人間関係や、これからちゃんと小説を書けるのだろうかみたいなことをタロットを並べながら思ったりしていた。
その時々の悩みとか、課題を最初に設定してからカードをシャッフルして、自分が一番しっくりきている並べ方(スプレッド)に並べていく。
ここのところ、いろいろなことをやろうとかやらなくちゃと思うけどなかなか前に進めない苦しさの中にあったけれど、最終的にはとてもポジティブで満たされる選択ができる、という感じのカードが出た。現状認識までは結構当たってるんじゃないかなって思う。
でも、「近未来」の場所に、期待していたことがなんらかの形で裏切られることになる、というカードが出てしまい、それがすごく気になって、一体何が起こるんだろう、みたいなことを毎日考えるようにまでなってしまった。
最近は疲れだけでなく、そこまでメンタルも良くない感じがする。
職場の部屋の中で咳を伴う風邪が大流行していて、それに罹ってしまったりもして、そういうことが悪い近未来なんだろうか、とか思ったりもするけど、なんかもっと違うことが起こるのかもしれないとか思う。
あとは、自分がこうやって書いているものがとてもどうでもいいというかつまらないものだという思いが強くなってしまっている。
たぶん、昔の日記も今書いている日記もなんの違いもないのだと思う。なんでもそうだけど違うのはその時の気持ちだけだ。
いいことも起こっているというのに、そういった不安感が自分を重たくしている。
いまだに自分を明るく浮き立った思いにさせるのは恋愛や、そして、これは自由な世界につながっているのかもしれない、という希望なんだなあと思う。
「いやはや熱海くん」の4巻を買って読んだ。
考えてみたら地味な話なんだけど、誰かが誰かのことを密かに思っているという人ばかりがいて、お互いにそんな気持ちを交わし合っているだけの会話劇のようなこの漫画が、なんでこんなに面白いんだろうって思う。
今回も熱海くんなどを好きになる人が現れるのだけど、誰かを好きというような話になるとなんか途端に興味深くなってしまうのはなぜなんだろう。
この漫画はそういったちょっとした恋愛感情を読む楽しさをある意味推進力にしているような気もするんだけど、逆にそういったことがピンとこない人だっているかもしれないな、と思ったりもする。
まあ、すべての人を対象にするものではないと思うので、「熱海くんめっちゃ面白い」ということだけでいいのかもしれないけど。
「一緒にごはんをたべるだけ」は最近発売になった2巻どころか、毎回先読みに課金して読んでいるのだけど、本当に面白いなって思う。
これも、細かくは言いづらいのだけど、結婚もしていない自分にもちゃんと刺さりまくる感情が本当に上手に織り込まれていて、全然単純な漫画じゃないよ、これ、って思う。
3巻はこれまで以上にすげえ面白いことが先読みによってもう確定しているので、なんとか売れて紙で出てほしい。
あとは、通勤の行き帰りに柴崎友香の「続きと始まり」を読んでいる。
柴崎友香はいつ読んでもいいなって思うのだけど、これもすごい。
けど、いつもながら本当に、一気に読ませるような推進力は(いまのところ)ほとんどないので、その少し息苦しい物語の状況とともに、なかなか進まない。