うさぎ式読書日記 240611

改札前の人混み

燃えないごみを手に持って家を出て下に降りると蒸し暑い日だと思った。
古いパソコンを合法的に処分するためにバラバラに分解して小分けにしてゴミの日毎に出そうっていう寸法だった。
駅のエスカレーターでは制服の少年が緩慢な動きでなにかに気を取られながら左側のレーンを歩いていて、自分のその後ろから歩いた。よくTwitterかなんかでSNS特有の倫理観のようなものばかりが流布し、あれはするもんじゃないする人間の気がしれないとかいうのがあるけれど、そういった意味では自分だって平気でエスカレーターで止まらないような人間だしたまにうなぎだって食べる。

電車の中ではぼんやりと周りの人たちや車窓を見ている。イヤホンを耳に入れているのになにも音楽を聴いていないことに今更気づいた。昨日はずっとすとぷりの新曲を聞いていたけども、繰り返し聞き過ぎて今日はそんな気になれなかった。
隣駅はなぜかいつもより人が多くて、改札前に人が溜まっていた。周りにぶつからないように前に進む。
送迎バスに乗ると、大嫌いなユウジとかいうDJのラジオが流れていて、急いでポッドキャストで「台本なし英会話」を聴いた。
仕事は昨日と同じでバリバリこなしているという感触とは程遠い感じだった。
昼休みにちょっと元Twitterを眺めていたら、ちょっとスクロールしただけでネガティブな情報ばかりが目について急激にイライラしてメンタルが悪くなっていくのがわかった。
すぐに見るのをやめて、スイカゲームをやったりした。

帰りは踊ってばかりの国を聴きながら帰った。
フィッシュマンズみたいだなあとかライブに行ってみようかなとか思う。
駅前まで来て、映画行こうかなと一瞬思うも週末にしようと思う。映画の「違国日記」は見てからちゃんとけなしたいとか思う。
映画もいいけどみつばち古書部にも行かなくちゃいけないな、とも思った。
昨日、大阪市内にある貸し棚書店「みつばち古書部」からメールがあり、しばらく使用料も売
金の精算もしていないけれどどうしますか、と言われた。
実は、本当に、気にしていたんです、って言うのもすごく言い訳がましいのだけど、この間橋本治関係の人に、「大阪に行ったらウサヤマブックスに行きたいです」と言っていただいたりということがあって、今は開店休業状態なのでちゃんとしなくちゃいけないなあってずっと思っていた。
近日中にちゃんと再開したいと思います、とすぐにメールを返信した。

本当に情けないことだけれど、まずは自分の棚の惨状を確認して、ちゃんと仕切り直そうと思う。
やはり、わがウサヤマブックスにとって、実店舗が存在するということは本当に大きいことなのだ。
結局、最近いつも日記を書くために来ているモスバーガーに来て、オニオンリングとハニージンジャーエールを飲みながらこれを書いている。

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