唯一の購入できる店舗として、大阪市阿倍野区文の里商店街の中にある棚をみんなでシェアする書店「みつばち古書部」の棚を借りて営業している「ウサヤマブックス みつばち古書部店」を久しぶりに訪ねた。
前回店番をしたのは去年の7月で、それからもう1年近くが経ってしまった。
その間、突然の引っ越しやそのあとの混乱などがあり、ずっと気になっていたのに訪れたり店番をしながら棚のメンテナンスなど、みつばちの部員としての務めををすることができていなかった。
これからどうしますか、という連絡を主催者の岸さんからいただいたのをきっかけに、本当に久しぶりに訪れたのだった。
訪れた日曜日は日差しの強い暑い日で、汗を流しながら店に行ったので、店内の空調に助けられた。
まずは店番を担当していたBILI BILI BOOKSさんに声をかけて、この間溜まっていた売上の精算と、2ヶ月先までの棚の使用料を両方計算してもらった。
本は思ったよりも売れているようだった。みつばち古書部は、全ての出品者がスリップという小さな紙を本の一番うしろのページに入れておくのがルールになっていて、そのスリップを数えることで、どの本がいつ売れたのかがわかるような仕組みになっている。
スリップをちょっと見ると、売れてほしいなと思う本がちゃんと見つけられて売れていた、という感じだった。
計算をしていただいている間に、恐る恐る自分の棚を確認した。
見た目ではそんなに売れていないように見えたけど、よく見ると、橋本治の本も漫画も、ショップカードも、そしてみつばち古書部限定のフリーペーパー「うさやまさんと本」が2号ともほとんどなくなっていた。
それを見て、ああ、ちゃんと見つけて買ってくれたりする人がいたんだなあと嬉しく思うとともに、ここ1年の不作為に心を痛めたりもした。
売り上げと棚の使用料を相殺して足りない分を支払い、面白そうな漫画を見つけたので2冊ほど買った。
1年も経つと、知らない出店者の方の棚もあり、ただ、空間のおしゃれ度よりも本気で本をdigりに来るような本好きのための空間、という感じは相変わらずだと思った。
頻繁に来ていても面白い本を見落としていたりするので、久しぶりに来るとなおさら欲しい本がいくつも見つかったりした。
そして、「店番、どうですか」と声をかけてもらったので8月の店番を予約したのだった。
なんか日記調になってしまったけど、現在考えているのは以下のこと
・橋本治専門「ももんがブックス」の在庫補充と充実
・みつばち古書部限定フリーペーパー「うさやまさんと本」3号の近日発行
・自分の好きな漫画の在庫補
・月1回程度の店番を再開
みつばち古書部 店番日のお知らせ
8月6日(火) 11時から18時
大阪市阿倍野区昭和町1−6−3 文の里商店街
詳細はX @usayamabooks / bluesky @usayama にて