先月の半ばあたりから、またもやメンタルが安定せず、仕事の帰りにバスに乗っている時なんかに、生きることとかこれからのこととかをずっと考えて、それからそういった努力を諦めてしまおうかとか考えてしまう。
今年は本当に駄目だなあと思う。もしかしたら7月の今までの間の3分の4くらいこんな感じでいるのかもしれないと思う。
結局のところさみしいのかなと考えを短絡してみるけど、一方で一人でいたいというような気持ちもとても強くて、いったいどうすればいいのかわからない。
こういった時には自分がすること全てがつまらないことに思えることもあって生産的なことを全くしたいと思わない。日記も書けないし、それで一体どうなるんだという思いばかりになって、だからずっとなにも生み出さないスイカゲームをひたすらスマホで中毒のようにやり続けている。
でも、出勤する前じゃなくて、仕事の帰りに落ち込むっていうのが本当によくわからなくて、調べてみたりして、でもこれもしっくりくるような来ないような、って感じだった。
先々週にハラスメント相談員向けの研修があった。
何年か前から社内のセクハラやパワハラの相談員になっていて、こういった講座も必要だということで他の人と一緒に行った。
ロールプレイ中心の研修ということで、自分のテーブルには30歳くらいの女性と自分より少し下くらいの女性と一緒になった。
3人で被害者・相談員・2人のやり取りを採点する人に分かれてあらかじめ配られたシナリオに沿って、役割をどんどん交代していく。
まず自分は既婚の男性上司にしつこく食事に誘われて困っている、という話を相談員として聞いた。
そのあと、育休を申請したら理解のない上司に「男のくせになんでお前が休むんだよ」と言われたという被害者役をやった。
「一生に一度の初めての子供なんですよ!」という台詞もあって、自分がやると全くリアリティねえなと思いながら演じたんだった。
こういったことをやりながら、自分は本当にこのセクハラ上司たちと同じような年齢で見た目なんだろうなとか思ったりしていた。
それで、そう思うと、最近ずっと思っていることをまた考えてしまった。
いつからかはわからないけれど、公共の場所に普通にいるだけで女性に恐怖とか威圧感とか警戒感を抱かせてしまうようなカタマリみたいなものにいつの間にか自分はなってしまって、もうそれが元に戻ることはないんだろうな、とかってことをずっと考えている。
こうやって初めて会った人と話さなければいけないケースなんかはできる限りそんなことを感じさせないようにしようとコントロールできうる限りやって、でもきっとこの年齢まで男として生きてきてしまった唾棄したくなるような手練れによる何気ない表現が出てしまってるんだろうなとか、そもそもの見た目とか、そんなことを思うともう絶望的だろうけど駄目なりにできる限りのことをしなくちゃいけないと思う。
そういったことと、自分の中の不安定なアイデンティティとが相まって心の中がとても混乱してくる。
でも、このような苦しさが不当なものかといえば、そうでもないとは思う。
これまで男として生きてきたことによって、望む望まざるかは関係なく女性を搾取してきたのだということを思うと、自分が感じているのは比較にならないほど軽微な苦しさなのだと思う。これは歴史の揺り戻しなんだとも思う。
そんな中での自分は無害な人間ですよ、みたいなくだらないアピールなんてなんの意味もないようなものだと思ったりする。
でも、そうやって社会的に男として生きてしまっている自分と、男として生きるのはもう本当に嫌だと思っている内面とが、自分に呪いのような苦しさを与えているような気がしてならない。
研修の方はそうやって静かに落ち込みながらで、途中の休憩時間に他のテーブルみたいに雑談をしなくちゃいけないのかなと思って前の人に話しかけたらあんまり応じてくれなくて、まあ1回限りしか会わないおっさんに個人情報なんて一言も開示したくないよな、って思ってまた落ち込んだりしたのだった。
最近思うのは、もしかしたら色々が、もう取り返しのつかないものばかりになっているのかもしれない、という想像だ。まあでもこういうことを考え詰めても明るい結論が出るわけもなく。
そんなものがまとわりついているのに関わらず、「ルックバック」を観てきたり、兵庫県美でキース・へリング展を観てきたり、昨日は祇園祭の宵々山で山鉾を見に回ったりということをそれぞれ違う友人としたりしていて、その時には楽しく非常に心救われるのだけど、という最近だ。
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