
先週からはまたもや調子が悪くなり、3連休だったのにほとんどどこも行かずにひたすら寝ていた。
通常の連休に会社の夏休を加えて日月火曜日と休みにしていたんだった。
まあただ、最後の火曜日だけ好きなイラストレーターのあわいさんの個展を見に京都まで行ってきた。自分の好きなかわいさとアイディアにあふれた視点でどれも楽しい。
有り体だけどイラストレーターの個性である一本一本の線をすごく近付いて見ることができるのはうれしい。

個展があったギャラリー「住む街でアートを楽しむ。」は、他にもいろんな作家の造形作品などが上の階を含めて所狭しと並べられていて、まあその中にはピンとくるものもあればそうじゃないものもあったけど、面白いところだった。
その中で、手のひらに乗るサイズの木彫りのクマ風に作られた陶器の作品があって、本来だったら鮭を口に丸ごとくわえているところを、クロワッサンとかコーヒーとか手紙とかをくわえている、というシリーズが置いてあったのがすごく気に入ってしまった(あとからすずきたまみさんの作品だと判明)。
3000円かー、と思って躊躇して、あわいさんのZINEと「キャッシュレスじゃないシール」を買って、帰りに早速スマホケースにそのシールを入れてちょっとふふんという気分になる。
せっかくだから喫茶店でZINEでも読もうと思って地図を頼りに気になった店に行くも、もう閉まっていたので仏光寺通あたりを少し歩いてから家に帰った。
連休が終わってからは、自分にしては結構やることが詰まっていて、残業はそこまでしないまでもかなり精神的な余裕が少なくなっていて、ちょっと苛々したりとか他人の言葉を流せずに落ち込んだりとかして、帰ったらなにもできずにベッドに卒倒するような毎日になってしまっていた。
ただまあ、今年はずっとそういった感じなのかも知れないけれど、社会的、というか対人的というか、そういったことは案外ちゃんとすることができている。
あとは、できないけれどやりたいことはたくさん思いついて、でもそれに全く手をつけられていないのがもどかしい。
水曜日には入っている現代詩同人のメンバーの人とタイ料理を食べながらいろいろと話をしたりした。
人にアドバイスめいたことをするような人間でもないのに、といつも申し訳ないと思いながら、自分より大人の人なので、そういったことも割り引いて聞いてくれていればいいけれどと思う。
木曜日は帰りにJRの改札に入ろうとしたら人がすごく溢れていて、数駅前で人身事故があったらしかった。
こういった時、人の命に関わることが起こったかもしれず、他人事のように迷惑がったりだけはしたくないといつも思う。
それでも19時受け取りにしていた佐川急便に間に合うか気にはなっていて、結局、振替輸送があった私鉄まで歩かずに30分くらい待っていたらなんとか電車が来て、家に帰ったのが18時55分だった。
佐川は19時1分に来た。
金曜日には自分のいい加減な部分で迷惑をかけてしまい、そのことで結構責められたりした。
全部自分のせいだけに、早くこういった昔の自分がやらかしてきたことを全て精算して、今とは全く違う誰もなにもいないような世界に消えたいと思ったりした。


土曜日には、仕事中にあまりに心が悪いので、火曜日に見て以来ずっと買えばよかったかなと思っていた木彫り風のクマをやっぱり仕事終わりに買いに行こう、と思っていた。
仕事終わりに電車でまた火曜日に行った京都のギャラリーに行った。
在庫のクマは7体あって、そのうちの1つを買おうと思っていたのだけど、ぱっと見で売れているように見えて心臓が止まりそうになった。もう一度冷静に見たらちゃんと欲しいクマはいた。
せっかくなので、レジに行く前にそのクマを手に持ちながらあわいさんの個展をもう一度見て、クマを購入した。
その頃はもう夜の6時を回っていて、火曜日と違って外は真っ暗だった。
かなりましだけれど生暖かい空気の中、もうすでに上機嫌なサラリーマンたちがクマが入った紙袋を持った自分の横を通り過ぎていって、このあたりの人はどこで飲み会とかするんだろうか、と思ったりした。駅前のビルとかにひっそりとした看板で鳥貴族でもあるんだろうかと思った。
昨日の日曜日には、部屋を片付けたり洗濯したままでアイロンをかけていないものが山積みだったりするのをなんとかする日にしようと思った。
ただ、落ち込みもひどいのでできるだけ寝て回復するのが優先だなと思ってほぼ外出せずにベッドの上で過ごした。
その合間に読むのにすごく時間がかかった「女(じぶん)の体をゆるすまで」の上下巻をやっと読み終えた。
午後に洗濯を回して、夕方にスーパーに行くことに成功する。
なぜかバターが特売だったので、なにに使うかもわからないまま買ってしまいそうになり、その場で、毎日家族の料理を作っている友人にアイディアを聞いてみたりした。
もらった白い自転車の空気がまた少なくなってきていることを気にしながらアジカンのリライトを歌いながら家に帰った。