
そんなに大きな浮き沈みもないままで毎日が過ぎていっている。
職場にあった食堂が物価高のあおりを受けて終了してしまい、代わりに仕出し弁当になってしまった。
会社から半額の補助が出て250円で、内容も意外と野菜や手作りのお惣菜が多くて悪くないのではないかという評判で、実際に結構食べるようになった。
12月頃からスープジャーに適当野菜スープを入れて職場に持っていくようになって、少しずつ体重が減って5-6キロ下がった。ただ、分母が大きいのであまり痩せたなどの評判が立つわけではなく、Instagramでよく見かける「5キロ痩せたら見た目が変わる」という宣伝文句が虚偽であることを身をもって証明したりしている。
先週には健康診断があって、嫌で仕方がなかった胃カメラを鼻から入れた。
医者が言うには「逆流性食道炎がけっこうありますね」ということらしいんだけど、ほとんど自覚症状がなくて、まあストレスとか加齢なんじゃないの、とか思ったりした。
ただ、血液検査の結果がかなり良くて、一部悪い値だったものが全て正常範囲内に収まっていて、生活習慣ってすごいなあと思ったりもしたんだった。
いつも疲れると仕事帰りはどっかで食べて帰るか、みたいなことになっていたんだけど、この頃は部屋の掃除や片づけはおろそかにしても自分でなにかを作って食べて寝る、みたいなことができるようになってきている。
しかしまあ献立はワンパターンなので、なんかレパートリーが増えないかなとは思ったりする。土井善晴は「具だくさんのお味噌汁だけあったらそれでええんですわ」と言っていたし、実際に日曜日に業務スーパーで買い出しをして1週間分の味噌汁やおかずを一気に作り、それを1食ずつ食べながら生活していた人のことも知っている。
実際に食事を作ってみると、なるほどな、あれはこういうことだったのか、ということを今になって思ったりする。
一方で毎日オカヤイヅミの変化と工夫に富んだ食卓の写真を見ながらいいなあって思ったりもしながら、自分なりの毎日をどうやって作っていったらいいんだろうかということに関しては、未だに場当たり的なところがあるなあと思う。
ということで、なにかを作って食べる、ということは本当に身体を変えていくようなことなんだなあとか思ったりもするんだった。